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戦艦 サウス・ダコタ

U.S.S. South Dakota
米戦艦の決定版


 <使用キット>
 ピットロード BB-57 サウス・ダコタ

 <実艦解説>
 「サウス・ダコタ」は、ヴィンソン・トランメル法による第2着手の戦艦グループとして、1942年3月20日に竣工しました。
 当時、米海軍は真珠湾攻撃の影響で劣勢にあり、新型戦艦の存在は貴重なものでした。
 
 ■鉄底海峡へ
 8月からガダルカナル方面での戦闘が始まると、日米の海戦が頻発するようになります。巡洋艦や駆逐艦の損失が相次ぎ、竣工から日が浅く、訓練不足の「サウス・ダコタ」が前線に投入されることになりました。
 10月26日の南太平洋海戦には機動部隊の直援として参加し、軽微な損害で乗り切った「サウス・ダコタ」は、ついに戦艦同士の海戦を戦うことになります。

 ■巨艦たちの夜〜第三次ソロモン海戦
 11月14日。日本海軍は、ガダルカナルへの増援輸送を成功させるためにガ島砲撃を企図します。12日の第一夜戦で米艦隊に大打撃を与えながらも、飛行場砲撃に失敗した日本海軍は戦艦「霧島」、重巡「愛宕」「高雄」を中心とした部隊で再度の攻撃を試みます。
 これに対抗するのが、ウイリス・リー少将率いる戦艦「ワシントン」「サウス・ダコタ」でした。
 ガッチ艦長は、気さくで乗員からの受けもよく、海戦直前の
 「覚悟はいいか?」
 との演説に、乗員から
 「いいとも!奴らをやっつけよう!」
 と、即座に声があがるほどでした。
 しかしながら、乗員の練度不足は深刻でした。

 23時過ぎ。前衛の米駆逐艦4隻は、軽巡「長良」以下の前衛と衝突。瞬く間に、2隻が沈没し、残りも大破し戦闘不能になります。
 一説によれば、これは駆逐艦「綾波」1隻の戦果ともいわれています。いずれにせよ、日本水雷部隊の夜間戦闘力の高さを見せつけることになりました。

 前衛を失った米艦隊では、さらに深刻なトラブルが起きていました。「サウス・ダコタ」が、エンジン室の漏電が原因で停電していたのです。
 このため、無電もレーダーも停止した「サウス・ダコタ」は、炎上する駆逐艦を右に回避。先を行く「ワシントン」とは対照的に、日本の主隊からまる見えになってしまいます。
 近藤中将直率の主隊も突然眼前に現れた戦艦に驚きながらも、砲雷撃を「サウス・ダコタ」に集中させます。停電と相次ぐ被弾により主砲が使えない「サウス・ダコタ」は、両用砲で反撃しながら避退を開始。
 魚雷の自爆による水柱を、敵戦艦への命中と誤認した日本側は勝利を確信します。しかし、「サウス・ダコタ」を誤射する心配の無くなった「ワシントン」が猛然と反撃を開始。日本側が未発見だった「ワシントン」の攻撃は不意打ちに等しく、戦艦「霧島」は大破。
 日本側の追撃を恐れた「ワシントン」はトドメをささずに後退しますが、操舵室を損傷した「霧島」は自沈を余儀なくされました。

 ■復仇の機会訪れず
 一方、20数発以上の被弾を被った「サウス・ダコタ」ですが、被害は意外に軽いものでした。第三砲塔に大穴が空きレーダー等は破壊されましたが、戦死は39名にとどまり、マスコット犬のラスカルも無事でした。
 翌年の3月には損傷から復帰し、大西洋戦線に投入されます。
 太平洋戦線に戻ってからは、43年11月のギルバート攻略を皮切りに、トラック空襲、マリアナ沖海戦等に参加。
 ソロモン沖で宿敵たる日本戦艦に主砲を発射する機会を逃した「サウス・ダコタ」は、以後も復仇の機会が訪れないまま終戦を迎えます。
 47年1月に退役した「サウス・ダコタ」は、他の姉妹艦のように対地攻撃支援艦として現役に戻ることもないまま1962年にスクラップにされてしまいました。

 

 <模型解説>
 2009年の年末に発売されたキットを、年末年始を利用して2週間ほどで完成させました。
 実質的にトランペッターで製造されたキットのために、組み立て前の洗浄と仮組みは必須です。甲板と船体の接着時に隙間ができたり、後部艦橋の合いが悪かったりしたので、パテ埋めとヤスリがけで修正しています。
 また、40mm機銃が大きすぎたり、20mm機銃の防盾が無かったり、キットの小パーツは印象が良くないので、タミヤの「ミズーリ」の物と出来るだけ交換しています。主砲も、真鍮製の物に交換。これだけで、だいぶシャープな印象になります。
 作例は第三次ソロモン開戦後の1944年頃の想定にしました。。なので、航海艦橋の撤去とレーダーの一部交換を実施。
 塗装は、指定のネービーブルーの船体色では暗くなりすぎると判断。PTカラーのオーシャングレーで明るめに仕上げました。甲板色は、ウチの米艦共通のクレオス333です。

 

 ■要目
 ■排水量:46,218t(満)
 ■全長:207.4m
 ■全幅:33.0m
 ■出力:130,000馬力
 ■最大速力:27.5ノット
 ■乗員定数:1793名
 ■武装:45口径40.6cm3連装砲3基、38口径12.7cm連装両用砲8基、40mmボフォース4連装機関砲17基、20mmエリコン機関砲69門

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