戦艦 ガスコーニュ

BattleShip Gascogne
フランス戦艦の進化系


 <使用キット>
 LUNATIC FACTORY フランス海軍戦艦ガスコーニュ

 <実艦解説>
 史実の「ガスコーニュ」は、リシュリュー級戦艦の改良型として1938年度計画として、1939年起工予定でした。
 船体形状はリシュリュー級を引き継いでいますが、砲配置が大幅に変更され、主砲が前後に配置されているのが大きな特徴となってます。また、艦載機が爆風の影響を受けない艦内配置となってます。
 しかしながら「ガスコーニュ」は、1939年9月起工予定が資材収集の遅れから起工されないまま、フランス本土の占領により建造中止となりました。

 

 













 <設定>
 史実では計画のみで終了した艦、かつ完成予定時期には、ドイツに本土が占領されているという不幸な艦です。
 そこで、今回は私のHP独自の世界観のノーデンフェルト皇国世界のヴィシーフランス艦として作りました。

 ■傀儡戦姫としての誕生
 1941年の英国上陸作戦「ゼーレヴェ」。全面的に協力しドーバー海峡の制海権確保に成功したヴィシーフランス海軍だったが、対価は大きかった。
 ブルターニュ級は英国R級戦艦群と相討ちの形で全艦喪失。「リシュリュー」は日英海軍の手に落ち、「ジャン・パール」も船台上で空襲を受け大破。無傷な戦艦は、ダンケルク級の「ダンケルク」1隻という惨状であった。
 また、主砲前方集中配置のダンケルク級「ストラスブール」が、後方から日本重巡の攻撃を受け沈んだことから、バランスの良い主砲配置の「ガスコーニュ」の完成が勢い急がれることになった。
 3番艦「クレマンソー」の資材を流用したこともあり、「ガスコーニュ」は1944年夏に工事がほぼ終了する。

 ■屈辱の初陣
 「ガスコーニュ」がサン・ナゼールに巨体を見せた頃、地中海は日英主体の連合軍と枢軸軍の激戦区になっていた。
 1944年10月のマルタ攻防戦までに行われた、幾度もの海戦で失点を重ねたヴィシーフランス軍。その挽回のために慣熟訓練中の「ガスコーニュ」は、無理やり出動することになる。マルタ沖の船団攻撃ならびに飛行場砲撃に出撃する、独仏伊合同艦隊への参加である。
 夜戦特有の近距離の乱戦、ならびに訓練不足により「ガスコーニュ」は、敵に有効弾を与えられずに敗走することになる。

 ■敵となった姉を討つ剣
 フランス艦の近代的な装甲配置の甲斐もあり、「ガスコーニュ」は、母港たるサン・ナゼールに帰りつけた。
 そこで修理と合わせて、改装計画が持ち上がる。
 自らを撃破した「大和」級戦艦(超甲巡の誤認)、さらには敵となった「リシュリュー」に対抗するために。
 そう、日英に接収された「リシュリュー」が、日本で主砲を換装したうえで就役しているというのだ。
 兵器大国だっただけはあり、巨砲の製造技術を活かして「大和」級と同じ46cm砲の開発が早期に成功。ただし、工場の能力と「ガスコーニュ」のサイズから連装2基となったが。

 

 <模型解説>
 使用したのは、2010年2月のワンフェスで友人に買ってきてもらったレジンキットです。キットは、船体と対空火器等のみで、別に「リシュリュー」のキットがいります。
 そのため、そのまま仕上げると主砲が後ろにある「リシュリュー」になります。そこで、実際に就役した艦に見えるよう細部をいじってます。
 まずは、WW2初期のフランス艦を参考に迷彩を実施。色は迷いましたが、雰囲気でクレオス308をベースにしました。
 艦橋は測距儀をいじった程度ですが、真鍮線でマストを追加。1944年頃就役という設定なのでレーダーは必須と思い、21号電探のエッチングを装着しました。21号と独の電探は、わりと似ているのでありかなあ、と。
 対空火器もキットのままだと寂しすぎるため、、37mm連装機銃ということにして、WL共通パーツの機銃を追加してます。
 主砲はビスマルク級用の真鍮砲身を使ってみました。

 

■「リシュリュー」との比較
 米新型戦艦のような洗練された姿です















■46cm砲搭載Ver
 吉田親司先生の「戦艦大和列伝」に出てくる「ロスピエール」がモチーフです。「ロスピエール」とは、主砲配置以外相違点が多いのですが。












 ■要目(計画値)
 ■排水量:48,500t(満)
 ■全長:247.80m
 ■全幅:33.02m
 ■出力:150,000馬力
 ■最大速力:30ノット
 ■乗員定数:1,550名〜1,670名
 ■武装:45口径38cm4連装砲2基、52口径15.2cm3連装砲3基、45口径10cm連装高角砲6基、57o連装高角砲6基、37mm連装機銃14基、13mm機銃8基

 艦艇泊地へ。