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重巡洋艦 フェリクス・シュルツ/シグナム

K.M.S Signam
巡洋艦狩りで馳せた烈火の将


  ※本艦と同一世界観の戦艦「デアフリンガー/ザフィーラ」が、みそろく様運営の「ダイヤモンドハーバー」にて公開中です。

 <使用キット>
 PT社バルチモア
 T社プリンツ・オイゲン

 <設定>
 海軍軍縮条約の無効化にともない、合衆国海軍が建造したバルチモア級重巡3番艦「ピッツバーグ」。彼女の生涯は波乱に満ちていた。
 世界恐慌の後、日英同盟との経済摩擦が増した合衆国。日英が保持する大量の巡洋艦に対抗するため、完成が急がれた。
 しかし、完成前の1941年に英本土が陥落し、英国海軍は弱体化。そのため、予算のかかる海軍艦艇の新規建造は、世界恐慌混乱の残る自国経済への影響を鑑み縮小。真っ先に、建造中止が決定したのが本級だった。
 進水が完了し艤装が進んでいた3番艦「ピッツバーグ」は、当初は工事を続行する予定だった。だが、買い手が現れた事で状況が変化する。
 英本土侵攻作戦で、艦艇を喪失した独である。当時Z計画が進行していた独だが、巡洋艦戦力の不足が問題となっていた。そこで、新艦を持て余し気味で、友好関係にあった中立国合衆国に打診がきたのだ。

 早速、独に売却された「ピッツバーグ」は「フェリクス・シュルツ」と命名され、キールで最終艤装がされる。
 ここで、一つの手違いが発生する。艦長に渡された書類の艦名が「シグナム」となっていたのだ。独語で「シグナム」とは「記号」を意味し、艦番号あたりのミスプリントだったのだろう。しかし、購入艦という事もあり違和感無く受け入れられてしまい、ニックネームとして定着してしまう。

 完成後は、しばらくバルト海艦隊や北海艦隊など所属を転々とし、「主に恵まれない」状況だった。任務も、訓練での仮想敵艦役が多く「道具扱い」であった。

■バルト海で演習中の「フェリクス・シュルツ/シグナム」
 後方に「シャルンホルスト」が見える。
 船団襲撃訓練の一葉。「シャルンホルスト」が襲撃艦役、「フェリクス・シュルツ/シグナム」が船団護衛艦役と思われる。

 















 転機が訪れるのは、1944年。英国義勇艦隊に所属後である。
 
 ■英国本土政府
 英本土陥落時に、王室と政府首脳は脱出。英本土の統治権はナチスの物となった。しかし、ヒトラーは他の占領地のような大管区制はイギリスに作らず、傀儡政権を作ることにした。そのトップに祭り上げられたのは、王室の血を引く一人の少女であった。
 彼女は、純英国人では無く日本人とのハーフであり、両親が事故死した際に下半身が不随となっていた。そのため、重要度も低く脱出の際に置き去りにされたのだ。(両親の事故自体、英国王室に東洋人の血が混じることを懸念した暗殺の説がある)
 英国本土政府は、1944年、亡命した自由英国委員会に宣戦布告。ここに、二次大戦のリターンマッチが公式には「内戦」として始まったのである。
 本土政府トップの少女は戦争を望んでいなかったが、食料の輸入を欧州に頼る以上、ヒトラーの圧力には勝てなかったのである。
 この際に義勇艦隊として、名目上与えられたのが鹵獲・購入艦主体の「ヴォルケン」戦隊であった。実質の指揮権は、独海軍総司令部、つまりヒトラーにあったが。

 ■「ヴォルケン」戦隊
 戦艦「ハンス・ラングスドルフ/ヴィータ」戦艦「デアフリンガー/ザフィーラ」、重巡洋艦「フェリクス・シュルツ/シグナム」、高速戦闘支援艦「シャマル」を主体とする。(クリックすると、各艦のページに飛びます)
 主に、商船蒐集もとい通商破壊が主任務で、旗艦は重巡洋艦「フェリクス・シュルツ(シグナム)」。
 「フェリクス・シュルツ(シグナム)は、非戦闘員の殺傷をさける騎士的振る舞いと、敵護衛艦に対する好戦的姿勢で知られる。
 
 ■武装
 合衆国製の55口径20センチ3連装砲が主武装である。砲弾のライセンス生産の手間がかかったが、発射速度が早く、日英の巡洋艦より優位であった。
 オリジナルに無い魚雷発射管も、通商破壊用として3連装4基装備。被弾時の誘爆を合衆国の技師は指摘したが、独用兵側の主張に押し切られた。
 対空兵装は、65口径10.5センチ砲を連装6基装備。片舷に4基指向できる、優れた配置である。しかしながら、魚雷発射管他にスペースをとられ、機関砲はあまり積めず近接防空能力はボルチモア級よりも大きく劣る。

<模型解説>
 艦自体の元ネタは、小説「レッドサン・ブラッククロス パナマ侵攻2」にちらりと登場する、重巡洋艦「フェリクス・シュルツ」です。ノーフォークで核攻撃を受けたバルチモア級重巡3番艦「ピッツバーグ」を独が鹵獲・再生した艦です。詳細な解説は無いので、仮組みしながら検討して製作。
 PT社のボルチモアは以外に船体の擦り合わせが悪く、ヤスリとパテ片手に若干苦戦。それ以外は、組み立てに困難な点はありませんでした。
 当初は、オイゲンの上部構造物から格納庫を切断して、組み合わせました。しかし、あまりにも独艦ぽいのと、煙路に無理があり中止。バルチモアの航海艦橋の代わりに、オイゲンの航海艦橋をすえる「ヴィータ」と同スタイルの安易な改造になりました。代わりに、後部構造物は「オイゲン」の物にしました。
 マストは、バランスからメインマストのみにしました。あと、名の元ネタの方がポニー・テールなので、それも意識しました(笑
 また、迷彩塗装はリアリティより見栄え重視で、伊戦艦「ローマ」の塗装を真似しました。ライトグレー(324)にジャーマングレー(40)の迷彩です。
 
 艦名や艦歴の元ネタは、アニメ「魔法少女リリカルなのはAs」のキャラクター、シグナムです。
 
 ふとした思い付きで始めた「守護騎士」艦隊。早期に4隻揃ったのは、戦艦「デアフリンガー/ザフィーラ」を作ったり、アイデアを出してくださったみそろく様のおかげです。。

 
 ■正面より
 中々、堂々とした艦容になったと思います。















 
 ■後方より 
 独艦とかけ離れた、トランサム型の艦尾が目を引きます














 ■上方より
 







 ■「プリンツ・オイゲン」との比較
 こうした似て非なる二艦の比較は面白いかと。まあ、パーツを流用してるから、似るのは当たり前なのですが。























 ■要目
 ■排水量:17,000t(満)
 ■全長:205.21m
 ■全幅:21.22m
 ■出力:120,000馬力
 ■最大速力:33.0ノット
 ■乗員定数:1,700〜2,000名
 ■武装:55口径20.3cm3連装砲3基、65口径10.5cm連装砲6基、37ミリ対空砲16門、20ミリ対空砲41門、53.3cm3連装魚雷発射管4基


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