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戦艦ハンス・ラングスドルフ/ヴィータ

K.M.S Vita
近距離砲撃戦に特化した鉄槌の騎士

                                                                                           艦艇泊地へ戻る。


※本艦と同一世界観の戦艦「デアフリンガー/ザフィーラ」が、みそろく様運営の「ダイヤモンドハーバー」にて公開中です。

 <設定>
 米国が二次大戦に不干渉の結果、独に占領された英本土。英国本土から軍、政府、文化財を脱出させる「ダイナモ」作戦が行われるが、スカパ・フローに多数の艦船が取り残され、独に鹵獲される。
 その中で、最大の収穫は戦艦「プリンス・オブ・ウエールズ」だった。大破しているものの、ヴィアタルパート内の機関部等は無傷であった彼女は独のキール軍港に回航され修理・改造を受ける。H級戦艦用の装備や英で鹵獲された技術のテスト・ヘッドに選ばれたのである。

 約1年後に再就役した彼女は、近距離砲撃戦に特化した「危険で物騒な」古典的欧州式戦艦になっていた。
 戦死した装甲艦「シュペー」艦長の名を採った彼女だが、艤装中に付けられた愛称「ヴィータ」の方が乗員には一般的であった。

 
 ■主砲
 H級戦艦に用意されていた、52口径40センチ砲を装備。独戦艦特有の高初速の主砲で、2万メートル以下の至近距離においては米戦艦の40センチSHSに匹敵する威力を誇る。また、戦車砲で実用化されていたタングステン弾芯のAPDSを大型化したような試作砲弾を少量搭載。砲身の命数と命中精度を度外視した大炸薬量で発射した場合は、46センチ砲クラスに匹敵する貫通力を持つと言われる。
 代わりに遠距離砲戦では精度、威力共に旧来の40センチ砲に劣る。

 ■副砲
 H級と同じ55口径15.0センチ連装砲を3基装備。仰角を65度に増大し、対空射撃能力を付与した新型砲である。だが、大仰角時の装填は不可能であり、旋回速度も遅く対空砲としては「無しよりマシ」程度である。
 また、片舷火力4門では敵巡洋艦どころか駆逐艦の撃退も困難である。この弱点は僚艦の「デアフリンガー/ザフィーラ」や「フェリクス・シュルツ/シグナム」が補うものと思われる。

 ■高角砲
 65口径10.5センチ砲を連装6基装備。
 特筆すべきは、後部に新設された「高角砲射撃指揮所」である。ビスマルク級では、射撃指揮所内に併設され対空射撃指揮が混乱したことによる回答である。ウルツブルクレーダーと連動した、対空射撃が可能。
 また、新開発された76.5口径55mm単装機関砲を6基搭載。これは、独立した射撃指揮装置に指揮され中距離において絶大な威力を誇る。
 近距離防空用には、従来の37mm、20mm対空砲を装備。射撃管制されてはいないが、門数でカバーしている。 

 ■魚雷発射管
 不足気味の対駆逐艦戦力、対商船撃沈用として装備。
 独の魚雷は、規格が全て同じであることから本艦には潜水艦用のミソサザイ音響魚雷も搭載された。これは、単艦行動時に駆逐艦に襲われた場合の切り札として期待された。











 

 ■艦橋
 従来、長官用艦橋の上にあった航海艦橋をドイツ特有の塔状艦橋に改修。
 識別用に、測距儀トップをカーマインで塗装。その独特なスタイルから、「紅い大きな帽子を被ったようだ」と言われる。
 また、艦橋と一体化した司令塔前面やや下に20mm4連装機銃を装備。戦闘指揮時に、その発射炎が邪魔になるのでは?という指摘があったが、実用上問題にはならなかったようである。戦闘指揮が、ヴァイタルパート内の「オペラハウス」とも呼ばれる戦闘指揮所で行われたためであろう。











 ■搭載機
 本艦は、ドイツの大型艦にしては異例な事に水上偵察機を搭載していない。これは、電探と対空火器にスペースをとられた事もあるが、随伴する高速戦闘支援艦「シャマル」が偵察機運用と電子情報戦を行うためと思われる。

 ■装甲
 水線装甲381mm、甲板装甲152mm。
 それなりに遠距離砲戦にも対応した、ビスマルク級よりも優秀な防御システムを誇る。ただ、水線下の防御はそれほどでもない。それでも、改装前の最大の弱点であった脆弱なスクリューシャフトは強化されている。

 ■総評
 列強の同世代の新戦艦と比べると、最も小さい事から「(他艦に比べて)小さすぎは、しないか」「メリハリにかけ貧相だ」などと言われたが、実の所は屈指の実力を誇った。また、(欧州艦にしては)長い航続距離と良好な居住性から通商破壊にも適していた。

 ■1943年夏、バルト海で撮影。
 主砲の発射試験中の一葉と思われる。交互射撃中で、砲身が上下している。
 後方には、試験支援中と思われる高海艦隊所属のZ43が確認できる。
 




















 <模型解説>
 私が建造した架空艦としては、最大の本艦。建造のきっかけは、二つあります。
 まずは「ダイヤモンド・ハーバー」に掲載されている「クロン・プリンツ」を見て、「英戦艦改造の独戦艦カッコいい」と思った事。しかし、船体を切断して繋ぎ合わせるのは私には無理と判断して諦めていた所、一冊の本が。内田弘樹氏の「戦艦大和欧州激闘録」。これに出てくる「ハンス・ラングスドルフ」ならタミヤのKGVから楽に作れるし、設定も燃える!
 という事で、基本的に「戦艦大和欧州激闘録」に基づいて製作しています。
 しかし、この本の主役は魔改造大和。「ハンス・ラングスドルフ」は、あっさりと撃沈されています。
 丹精こめて作るなら、オリジナル設定にして活躍させよう。というわけで、完成したのが「ハンス・ラングスドルフ/ヴィータ」です。
 愛称と設定の元ネタは、「魔法少女リリカルなのは」シリーズ(笑

 ■使用キット
 T社キング・ジョージX
 T社プリンツ・オイゲン
 バラ売りされていた、T社ロドネー、ネルソン、プリンツ・オイゲンのパーツ
 PT社ビスマルク(ティルピッツ修理の際の残りパーツ)

 ■製作
 まずは、船体と船底板を接着しヤスリがけ。
 その後に船体色(ライトグレー324)を塗り、組み立てながら艦上構造物のレイアウトを決めます。
 後部副砲の旋回スペース確保のため、クレーンはオイゲンの物を内よりに接着。
 主砲は、ロドネーの砲塔にビスマルクの砲身を装着。
 ある程度、組み立てが進んだらマスキングです。晩年の独艦艇は、面倒な迷彩を省いている場合が多いです。連合国側の大戦末期の艦艇も、簡単なカウンター・シェイド迷彩を施しているだけの場合が多く、リアルに作るなら単色でしょう。
 が、しかし。それでは、つまらないので伊海軍のヴェネト級等を参考にジャーマングレーで迷彩しました。
 あとは、ジャンクパーツで機銃座を増設して完成です。

 ■要目
 ■排水量:38,720t(基準)
 ■全長:227,1m
 ■全幅:31.4m
 ■出力:125,000馬力
 ■最大速力:28ノット
 ■乗員定数:1520名
 ■武装:52口径40cm3連装砲3基、55口径15cm連装砲3基、、65口径10.5cm連装砲6基、76.5口径55mm単装機関砲6基、37ミリ対空砲20門、20ミリ対空砲48門、53.3センチ4連装魚雷発射管2基












 戦艦ヴィータが活躍するSSはコチラ(執筆中)
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